「赤い町の歌」

日が沈み　町が染まり
僕は赤い　空を見上げる
尋ね人の面影　探して
遥か昔に　あなたが消えて
僕はずっと探し続けて

風に乗せたこの歌
聴こえているでしょうか

町の広場に　歌が広がる
夕暮れの陽は　赤く燃えて
あの日のあなたの涙のよう
赤い海にのまれて　あなたは今どこにいるのか
僕の中の　あなたの影は
まだ会えない　会えないまま

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「微妙な解説」

スラグが昔、他の奴隷から聞いた話を元にして作った歌。哀しい歌にあたります。
前半が歌の元になった女奴隷。後半がスラグの視点です。
赤い町とはヴェイトス市を指し、後半の赤い海とは、血の海のことです。
話を聞かせてくれた女奴隷は、逃亡を図ったため処刑されました。見せしめと言うことで、スラグはそれを見。歌の後半がこのようになりました。